2008/02/01

woven


藤本由紀夫さんがIAMASにレクチャーにきた。
藤本さんにとって音とは何ですか?と聞くと、あまりにも当たり前に身の回りにあるものだけど、自分にとっては生きていくのに必要なもの、と言っていた。人の顔はあまり覚えてないけど、電話の声でピンときたりする、あの感じのことを言っていた。

歓迎会に行く前に自分の作品を見てもらった。
私は、藤本さんと同じくオルゴールというモチーフを使っているけど、コンセプトは全然違いますとか何とか説明をしながら触ってもらう。うん、うん、とよく聞いてくれたけど、同時にすごくオルゴールの音に耳を傾けていた。
突然、スピーカの配置について指摘をする。
「レインツリーの中を通り抜けるみたいになったらいい」

私は藤本さんの第一印象から、北欧なんかの鬱蒼とした濃い緑色の針葉樹の中を想像したけれど、レインツリーがどんな木なのか調べたらインドに多く生息しているネムの木のことだった。雨がふると葉をおりたたんでしまうけど、雨がやむと葉を開く。その時雨水がぽたぽた落ちるんだそう。オルゴールの音がぽつぽつ落ちてくるようなイメージだったんだろうか。