オケに所属していた時、こんな体験をよくした。
自分は演奏しているはずなのに、自分の存在が消えるような感覚を起こしたり、
または音だけが違う場所でなっているような感じがするのである。
音楽を演奏している時の、
人と人とのあいだにあるもの。
人と音のあいだにあるもの。
このあいだと、自身の中に起こるちょっとしたズレこそが、次へ次へと動きをつなげて、生命一般の根拠としかいいようのないものになっているらしい。
「コミュニケーションとか表現というのは、中身のない欲求に突き動かされている感じがする。」
とデザイナーの永原さんも言っていた。
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『あいだ』
木村敏
ちくま学芸文庫
2005.9.10
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ノエシス=考えられるもの
ノエマ=考えられたもの
