2007/05/05

ants


昔、学研の教材で「アリの巣マンション」という、プラスチックの透明な容器にアリと土をいれて生態を観察できるのやつがあった。アリを入れたらほんとに見事に巣を作っていたのだけど、そろそろ自然に帰してあげなさい、と親に言われ、しぶしぶ公園に持っていって上蓋をあけてしばらく待っていたのだが、せっかく作った巣から出て行くはずもなく、私は業を煮やして容器をひっくり返して振ってしまったのを覚えている。すごい天地反転。
ああ、ほんとうにごめんなさい…

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「蟻」
Les Fourmis
Bernard Werber

ベルナール・ウェルベル
小中陽太郎 森山隆 訳
角川文庫
平成15年6月25日初版
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この人は、「思考を変えていくいちばんよい方法は、想像力の範疇から外へ出ることだ。」と、いろいろな小説で言っている。様々な文献を引用し、ここと、ここではないところを平行に描写をしつつ、それが徐々に近づいてくるところが面白い。
この人はこういう手法で書く、と分かっているのに読んでしまう(笑)。
解説で養老孟司が「もっとアリのことを正確に書いてほしい」と書いていたけど、私は文献の正確さではなくて、どのようにその情報を位置づけるかの方に引きこまれる。

「あなたがこのほんの十数行を読む数秒の間に、
  ーこの地球上で四十人の人間と七億匹のアリが生まれている。
  ーまた、三十人の人間と五億匹のアリが死んでいく。」